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大韓航空、B747-8型機を5機売却する契約を米企業と締結へ 大型機の退役が進む

 大韓航空は、B747-8i型機を5機売却する契約をSierra Nevada Corporationと締結することがわかりました。

 現地紙などによれば、大韓航空の理事会において売却を決定したとしており、今後一部のB747-8型機は運航ラインから退いていくことになります。

 同社は、2015年にB747-8型機の1号機を導入し、これまでに計10機体制とし、1機は空軍に大統領専用機としてリースし残る9機の運用を続けていましたが、今回の売却に伴い同型機の保有数は4機にまで減少することになります。

 既報の通りA380型機においても解体を開始し、運用機数を減少させていることがわかっており、航空ファンとしては大型機が去って行き寂しい気持ちもありますが、同社は中期計画で掲げている最新鋭機への置き換えを着実に進めている状況となります。

 なお売却先のSierra Nevada Corporationは、大統領専用機などを含めた機内改修を手掛ける会社となり、今後これら航空機がどのような場所で活躍していくのかも注目となります。Photo : Boeing

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