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ターキッシュエアラインズ、B737MAXとB787型機を計225機導入する方向でボーイングと協議中 リスク分散でボーイング機も大型発注へ

 ターキッシュエアラインズは、B737MAXとB787型機を計225機導入する方向でボーイングと協議中です。

 昨年同社は、A321neo×150機、A350-900×50機、A350-100×15機、A350F×5機から構成する220機の大型発注をエアバスに行いましたが、間もなくボーイングとも契約がまとまりそうな段階となっている模様です。

 これはIATA総会にて同社会長が明らかにしたもので、B737MAX×150機、B787型機×75機導入する方向でボーイングと協議中であるとしました。

 また現在ボーイングが問題を抱えているものの、将来的にはエアバスもこのような問題に直面する可能性はあることから、リスク分散の観点から両メーカーの航空機で機材を構成するのが理想であるとし、更なるエアバス機の発注には否定的な考えを示しています。なお同社は初期不良を防ぐために最新機種は導入しないエアラインとしても有名で、あらゆる面でリスクヘッジを行っています。

 同社の計画では、創立100周年を迎える2033年には、保有機材を800機以上とし、就航都市数も400都市まで拡大させます。また、旅客数も年平均7%の成長率を継続させ、2023年に想定されている8500万人以上の旅客数を2033年には1億7000万人まで拡大させる予定となっており、この計画の実現に向けボーイングにも大型発注を行う考えです。
Photo : Turkish Airlines

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