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インド会社法審判所、エアインディアとビスタラの合併を承認 シンガポール航空も引き続き主要株主へ

 インド会社法審判所(NCLT)は、エアインディアとビスタラの合併を承認しました。

 この合併計画では、エアインディアがビスタラを吸収合併することになり、ビスタラの保有機材とネットワークをエアインディアに移管するものとなりますが、これをNCLTは承認しました。

 これにより統合手続きが加速することになり、合併後のエアインディアへの出資比率はタタグループ73.8%、シンガポール航空が25.1%、SBICAP Trustee Co.が1.52%となります。(現在はビスタラは、タタグループが51%、シンガポール航空が49%の株式を所有)

 なお完全な統合には年単位の時間を要する見込みとなっており、当面は両社が独立したエアラインとして運営し、事業を拡大していく予定としています。なおタタグループの発表によると、エアインディアとビスタラの統合会社は218機の航空機を保有し、インド最大の国際航空会社、そして2番目に大きな国内航空会社となる予定であるとしています。
Photo : Air India

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