エアインディアの親会社であり、ビスタラの株主であるタタグループは、事業強化を目的としてエアインディアとビスタラを統合することを発表しました。
この合併計画では、エアインディアがビスタラを吸収合併することになり、ビスタラの保有機材とネットワークをエアインディアに移管することになります。
現在はビスタラは、タタグループが51%、シンガポール航空が49%の株式を所有していますが、統合後はタタグループがエアインディアの74.9%の株式を所有し、シンガポール航空は25.1%の株式を所有する予定となり、両社は今後インド航空当局をはじめとした関係当局からの承認を受ける手続きを進めます。
仮に承認を受けた際には、現在ビスタラが保有する羽田空港の発着スロットもエアインディア移管されることになり、今後成田空港発着便の扱いなどがどのようになるのか注目です。
なおこのほかにも傘下のLCCの統合も計画しており、インドの航空業界が再編される見通しです。