ベトナムの複合企業大手のFLCグループの元会長で傘下のバンブーエアウェイズの元会長でもあるTrinh Van Quyet氏に懲役21年の判決が下されました。
同被告は、2022年3月に株価操作の疑いで逮捕され、その後の捜査でグループ株の売買を繰り返して株価を操作し、不正に利益を得たほか、大量に売却する際に必要な市場への届け出を怠っていた疑いなどがかけられていました。
最終的に裁判所は、財産不正流用の罪で懲役18年、株価操作の罪で懲役3年の判決を下しており、同被告は計21年の懲役刑となっています。
バンブーエアウェイズにおいては、経営陣には様々なトラブルがあったことがわかっており、このようなことも影響して、業績が急激に悪化し、一時は飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長していた航空事業は、現在は一転して縮小し、現在新経営陣の下で経営再建中となっています。
なお一時は、JALがバンブーエアウェイズと提携向けた協議を行ったことがわかっていましたが、実際には提携に至らず、JALはトラブルを回避できています。Photo : Bamboo Airways
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