ベトナムの公安省は、バンブーエアウェイズの元会長のDang Tat Thang氏(写真:右から一人目)を指名手配したことを明らかにしました。
当局は、同氏が自身のFacebookにて同国のサコム銀行に関連する虚偽の情報を流したことに関連して捜査を行っており、今回指名手配に至りました。
バンブーエアウェイズは、2019年の初就航以来、積極的にネットワーク拡大戦略を推し進めましたが、2022年は約7億5000万ドルの損失を計上し、現在は経営再建中となっています。
また経営の混乱中には、CEOが約2カ月で交代したほか、取締役会長も約2週間で交代するなどしており、この期間に同氏も辞任するなどしていました。このほか前会長のTrinh Van Quyet 氏も株価操作の疑いで逮捕されるなど、同エアラインの経営陣には様々なトラブルがあったことがわかっており、このようなことも影響し現在に至っています。
なおバンブーエアウェイズは、新経営陣の下、再度事業を拡大する戦略としています。Photo:Bamboo Airways
バンブーエアウェイズ、従業員を60%削減、路線網を80%削減、保有機材の3分の2を削減 新CEOは2024年の黒字化も視野