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オーストラリア当局、カンタス航空に羽田空港のスロットを追加付与することを正式決定 羽田発着は3路線に拡大し成田発着ではシドニー線を開設

 オーストラリア航空当局は、ヴァージンオーストラリア航空撤退により空白となる羽田空港のスロットを、2025年2月25日から5年間有効としカンタス航空に割り当てることを正式決定しました。

 このスロットに対しては、カンタス航空のみが申請していたことから、注目されていたのは路線再編となりますが、今回の決定により東京/成田~メルボルン・ブリスベン線を羽田空港に移管し、再編後は東京/羽田~シドニー・メルボルン・ブリスベンの3路線を運航することが決まりました。なお今回の認可条件として2025年4月30日までにスロットを完全に使用することが盛り込まれています。

 また現在ダブルデイリーで運航している東京/羽田~シドニー線においては、デイリー運航へと減便し、新たに東京/成田~シドニー線を開設する予定となり、今回の路線再編による日本市場への運航便数の減少および、心配されていた成田空港からの撤退はないことになります。なお東京/成田~シドニー線においては、スロットの確保が必要としており、今後当局との調整を進めたのちに路線発表する見込みです。

 今回の決定に伴いカンタス航空のCam Wallace CEOは「非常に満足していますこの3便目の運航により、当社はオーストラリアの東海岸の主要3都市と東京の中心にある羽田空港を結ぶ唯一の航空会社になる予定です」と述べています。Photo : Qantas

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