FSC 機材 航空ニュース

グローバル航空の重整備中のA380がエンジンテストを開始 就航に向けて着実に前進

 現地時間2025年1月8日、グローバル航空の重整備を行っている9H-GLOBLが、初めてエンジンテストを実施したことが確認されました。

 2025年の就航に向けて準備中の同社は、Elbe Flugzeugwerke GmbH(EFW)とA380型機のメンテナンス契約を締結し、昨年10月からEFWの施設があるドレスデンで重整備を行っていますが、1月8日より屋外でのエンジンテストに移行したことが確認されています。


Photo : GLOBAL Airlines

 エンジンテストに移行したことで、着実に整備が進んでいると推測され、一時は資金面を不安視する声も聞かれましたが着実に就航に向けた準備を進めている模様です。

 今後重整備が完了すると、元中国南方航空機である9H-GLOBLは、再び乗客を乗せて飛行する準備が整うことになり、同社が同型機によりどのようなサービスを展開していくのか注目です。なお現時点では、最初の運航路線は、ロンドン/ガトウィック~ロサンゼルス・ニューヨーク/JFK線のいずれかになり、座席構成はエコノミークラス・ビジネスクラス・ファーストクラスの3クラスとなる見込みです。

グローバル航空のA380が無事ドレスデンに到着しドック入り

A380の新オペレーターのグローバル航空、同型機のメンテナンス契約を締結 2025年の就航に向け前進

A380の新オペレーターのグローバル航空、商業運航便の開始を2025年に延期