ルフトハンザグループの整備を担うルフトハンザテクニックは、フィリピンの整備拠点を閉鎖することを検討していることがわかりました。
この検討は、拠点とするマニラのニノイアキノ国際空港の賃料の高騰を受けたものとなり、昨年同空港が民営化されたことにより賃料が大幅に値上がりしたことから、コスト増加を理由として撤退を視野に入れている模様です。
同施設においては、6機のワイドボディ機と3機のナローボディ機を同時に収容可能な大規模施設となり、A320、A330、A340、A380、777の整備が可能な施設で、従業員は約3,000人規模となっています。
このようなことから、同社の撤退はフィリピンにとっても痛手となることから、現在政府が介入してルフトハンザグループと交渉を行う予定とみられています。なお仮に移転となればどの国を選ぶかなど多くの注目を集めることになりそうです。Photo : Lufthansa Technik