2025年6月12日に発生したエアインディアのアーメダバード発ロンドン/ガトウィック行きのAI171便の墜落事故を受け、長年導入の議論がされているコックピットビデオレコーダーの必要性が改めて浮き彫りとなっています。
今回の事故では、パイロットの燃料制御スイッチの操作に焦点が当てられていますが、現在航空機に搭載が義務付けられているのは、コックピットボイスレコーダー (CVR)とフライトデータレコーダー(FDR)となり、視覚的に事故状況が把握できるコックピットビデオレコーダーの搭載は義務付けられていないことから、調査が難航しています。
このコックピットビデオレコーダーをめぐっては、アメリカの国家運輸安全委員会(NTSB)がアメリカ連邦航空局(FAA)に対して義務付けるよう要請していますが、パイロット協会の反対などもあり、現在も導入が実現していません。
同協会が反対する理由においては、現時点でプライバシーとセキュリティに関する懸念が払拭できていないためとしていますが、これが導入されていればこれまでの多くの航空機事故の原因究明に役立ったことは事実であることから、今回の事故を機にこの議論が活発化する可能性もあり、今後の航空安全のためにも、業界がどのような動きをみせるのか注目されています。Photo : Airbus




