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A321XLRが就航して1年が経過 世界初オペレーターとなったイベリア航空がコメント

 ナローボディ機の世界最長の航続距離を誇るエアバスのA321XLRが運航を開始して、2025年11月14日で1年が経過しました。

 この就航1周年を迎え、同型機の世界初のオペレーターとなったイベリア航空が以下のようにコメントしています。

「この機種は、効率性と柔軟性の向上により、大西洋横断路線の接続に変革をもたらしました。11月14日、この機体はボストンへの長距離初飛行を行い、大洋横断旅行の新たな時代の幕開けとなりました。私たちはA321XLRが航続距離と効率性を両立させ、お客様により多くの選択肢と柔軟性を提供できることを証明した1年を祝います。 この機体は市場で最も効率的な機種の一つとして際立っており、ワイドボディ機と比較して最大40%の燃料節約を実現します。この性能により、イベリア航空の長距離路線機材の高い快適性基準を維持しながら、単通路機で大西洋横断路線を運航することが可能になります。

 また新規路線の開設だけでなく、より効率的な機材管理、市場の需要に合わせたキャパシティ調整、そして他の運航におけるワイドボディ機の最適な活用を可能にします。この柔軟性は、便数の増加とスケジュールの改善につながり、お客様により多くの接続オプションと競争力の高い製品を提供します。」

 そして同社の最高製造責任者であるRamiro Sequeira氏は次のように述べています。「A321XLRは当社の長距離路線戦略を変革し、これまでにない効率性で新たな目的地を開拓し、便数を増やすことを可能にしました。航続距離と燃料効率の高さは、各市場に合わせてキャパシティを調整し、機材の稼働率を最適化する独自の柔軟性をもたらします。これらすべてが、お客様にとってより多くの接続オプションとより便利なスケジュールにつながり、競争力と質の高い体験を提供するという当社のコミットメントをさらに強化します。」

 A321XLRの販売以降、LCCは同型機の導入に消極的となっていますが、フルサービスキャリアにおいては、その性能を高く評価する傾向が強まっており、当初導入に否定的であったルフトハンザグループも導入を再考するなどの動きが出ており、今後も同型機はフルサービスキャリアを中心に受注を伸ばしていくことが予想されます。なお日本ではピーチが導入を決定しているほか、JALもA321neoの発注分の一部をA321XLRへ変更するオプションをつけているとの情報もあり、今後日本の空をはじめてとして世界的に活躍する機種となることが確実視されています。Photo : Iberia Airlines

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