アメリカ運輸省(DOT)は、台湾のスターラックス航空に対して乗り入れを認可したことを発表しました。
スターラックス航空は、昨年12月にアメリカ運輸省(DOT)に台北/桃園~ロサンゼルス線を2022年にA350-900型機にて開設する申請を行っていましたが、今回アメリカ運輸省は同社の乗り入れを許可しました。
Photo : DOT
同社は、早ければ2021年第4四半期から合計17機のA350シリーズ(A350-900×9機、A350-1000×8機)を受領を開始する予定としており、導入初期に北東アジアと東南アジア線へ投入し、その後2022年6月以降にロサンゼルス線へ投入する計画とみられています。
また今後は、北米線を許可する方針を示しており、現在までにアメリカ路線においては、以下の路線を台湾当局へ申請したことがわかっています。
【A350-900型機投入路線】グアム・ホノルル・ロサンゼルス・サンフランシスコ・シアトル・サンノゼ・オンタリオ
【A350-1000型機投入路線】ニューヨーク(JFK・EWR)・ワシントン・シカゴ・ボストン・ダラス・ヒューストン・マイアミ
同社CEOは、北米線の成功のポイントに乗り継ぎ客の獲得を挙げていることから、今後アジア各地へ路線を展開し、台北を北米への拠点にする構想を描いているものと推測され、日系エアラインとも競合することが予想されます。Photo : Starlux Airlines