ルフトハンザドイツ航空は、合計25機の導入を予定しているB787について、初号機の納入が来年3月までとなる冬スケジュール内に行われることを期待していると言及しました。
これは初号機(D-ABPA)の愛称が『ベルリン』に決定したことが10月20日に発表された際に言及されたもので、現在納入が遅延となっているボーイングに対して、早期納入するよう期待を込めたものとみられます。
今年8月に同社CEOは、クリスマス前までに受領したとしていましたが、現時点でその時期の納入は厳しいものとなっているのが現状となります。
現在ルフトハンザグループは、合計25機のB787-9型機を発注していますが、2021年5月に発注した5機分を、以前の契約分(20機)より先行して受領する予定となっており、2022年内に5機を受領する予定となります。なお先行受領分は新型コロナウイルスの影響を受けて他社がキャンセルした製造分となります。
また初号機はトロント線に投入されることが発表されているほか、グループで発注している計25機の一部は、スイスインターナショナルエアラインズとオーストリア航空の既存ワイドボディ機の後続機として導入する可能性が高いとみられており、今後の機材の割り振りに注目が集まります。Photo : Lufthansa