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エティハド航空の全運航乗務員がワクチンの接種を完了 ただし中国のシノファーム製

エティハド航空は、全運航乗務員がワクチンの接種を少なくとも1回を終えた初のエアラインとなったことがわかりました。

エティハド航空では、全従業員とその扶養家族(18歳以上)がエティハド航空メディカルセンターで無料で接種できる体制を構築しており、パイロットや客室乗務員などの運航乗務員は、これまでに1回のワクチン接種を終えたとしています。またそれ以外のスタッフの接種率は75%となっており、積極的なワクチン接種を進めています。

エティハドのTony Douglas/トニー・ダグラスCEOは水曜日に、「私たちは、新型コロナウイルスに対抗するだけでなく、お客様が私たちと一緒に飛行する際に、自信と安心を提供するために、全ての従業員がワクチンを積極的に接種できる体制を整えました。また、私たちは全フライトの前に全乗員乗客にウイルス検査を義務付ける世界で唯一の航空会社であり、現在100%の予防接種を受けた乗務員で運航する世界初の航空会社です」と発言しています。

エティハド航空が接種しているワクチンは、中国の大手製薬会社シノファームが開発したもので79%の有効性があるとされていますが、一部の国からは効果を疑う声があるのも事実となります。参考記事:The national news Photo : Etihad Airways

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