カタール航空のAkbar Al Baker CEOは、現在同社が新造機の受領延期についてボーイング、エアバスと交渉していることを明らかにし、交渉結果によっては両社がカタール航空を顧客として失う可能性があると警告しました。
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現在までにカタール航空は以下の約160機を発注していますが、新型コロナウイルスによる航空需要の減退により受領延期を望んでいます。
【ボーイング】B787-9×23機、B777-8×10機、B777-9×50機
【エアバス】A321neo×40機、A321LR×10機、A350-1000×29機
同CEOは、少なくとも2022年までの受領延期を認めるべきと主張しており、交渉結果によってはカタール航空を顧客として永遠に失うことになると警告しています。
通常納入を時期を延期した場合は違約金が発生することから、同社は減額などの交渉を行っているとみられ、両社から好条件を引き出すために、強気な発言をしているとの見方もされています。
しかしながら、メーカー側もほぼ全顧客が納入延期を希望している言っても過言ではない状況であり、財務状況も思わしくないことから、どこまでカタール航空に譲歩するのかが注目されています。
参考記事:Bloomberg 画像引用:Qatar Airways
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