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エミレーツ航空CEOがボーイングに警告『約束を守らなければB777Xの受領を拒否する』

 エミレーツ航空のTIm Clark CEOは、Arabian Travel Marketのインタビューにおいて「約束を守らなければB777Xの受領を拒否する」とコメントしボーイングに警告しました。

 同CEOは、2020年にテスト飛行が始まったにもかかわらず、これまでにB777Xのエンジンの性能詳細を受け取っていないと述べ、契約通りの100%の性能を発揮していない限り、B777Xを受け取らないとしました。また同CEOは、既に世界中で運航しているB737MAXやB787を含む新型ジェット機の性能を過剰に約束してきた過去があることに懸念を示しています。

 現在同社は、B777Xを126機、B787を30機をカタログ価格500億ドル以上の発注をしており、B777Xに関しては2023年末の受領を予定しています。しかしながら同CEOは、この受領時期も疑わしいとしており、ボーイングに対しての不信感を露わにしています。

 過去には『B737MAX以下の試験期間となるB777Xは受け取らない』と発言するなど、ボーイングに対し安全な航空機を製造するよう繰り返し求めています。Photo : Emirates

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