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エティハド航空、A350-1000型機を保管先からアブダビへフェリー 就航に向けた準備を開始

 エティハド航空は、未就航となっているA350-1000型機の運用開始に向けた準備を開始したことがわかりました。

 同社は約2年前にエアバスからA350-1000型機を受領しながらも、運用せずフランスのボルドー空港で計5機を保管していましたが、先週末に1機が同社の本拠地であるアブダビへフェリーされ、今後内装の工事を行う予定とみられています。

 これに対し同社は「本拠地に迎えることを嬉しく思いますが、新型コロナウイルスによる影響に適応すため、グローバルネットワークは常に見直しを続けています。A350の就航時期は、戦略計画の一環としてまだ決定されていません。」とコメントしたとされています。

 同社は当初の62機の発注数から20機(今後12機に変更する事への言及あり)までA350の導入数を縮小したものの、今後はB787とA350を主力機種として運用する方針を示しており、これまで活躍してきたB777・A380が退役させることが決定的となっています。また同社はパンデミック以前からワイドボディ機の保有機材の簡素化を進めており、これまでにA330、A340、B767、B777-200を退役済みとしており、今後は更に保有機材を簡素化することになります。Photo: Dylan Agbagni via Flickr

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