ルフトハンザドイツ航空の大型機材であるB747-8型機の運航便数が拡大しています。
新型コロナウイルスの影響により、B747をはじめとした大型機材が軒並み運航停止追い込まれましたが、ここ数ヶ月で改善の傾向を見せています。
これはワクチンの接種率が向上していることから、航空需要が回復していることが主な原因で、同社のB747型機の6月の運航数が約250便だったのに対し、今月は約450便を予定しています。また今後変動がある可能性がありますが、現時点では8月は約600便を予定するなど徐々に回復しています。
今月からは本来の活躍の場である長距離国際線の羽田線などに復帰したほか、レジャー需要に対応するため欧州内の近距離路線に投入するなどしています。
今後同社は長期的にはB747-400型機を退役させる予定ですが、一時的に同機の運用を再開する計画で9月からはB747-400型機の運航再開も予定しているとみられ、既にスケジュールに割り振られていることがわかっています。
順調な回復を続ける欧州の航空市場ですが、予想外に需要が回復した際のみに復帰させるとしていたA380に再登板のチャンスがあるのか注目したいポイントとなります。