エアバスは、中国・天津にあるワイドボディ・コンプリーション・デリバリーセンター(C&DC)から初のA350型機を中国東方航空へ納入したことを発表しました。
エアバス天津のワイドボディ施設は、キャビンの取り付け、機体の塗装、飛行試験、アクセプタンスフライトと機体の引き渡しを行っており、2017年9月からA330を取り扱っていますが、今後ワイドボディ機に関してはA350も新たに追加されます。
同施設は、2008年にヨーロッパ以外の地域でメーカー初のA320ナローボディジェットの最終組立ラインとして稼働している天津A320ファミリー最終組立ラインと同じ場所に位置しています。
今回の納入に際しエアバス取締役副社長兼エアバス中国CEOのGeorge Xu 氏は、「世界の航空業界が厳しい時期に、エアバスが天津のワイドボディC&DCの能力を、最新の新世代機であるA350にまで拡大することに成功したことを誇りに思います。これは、中国とエアバス社の長期的な協力関係における新たなマイルストーンであり、エアバス社の中国に対するコミットメントをさらに示すものです」と述べています。Photo : Airbus