シンガポール航空がオーストラリアのアリススプリングスで保管しているA380型機の一部をシンガポールへ移動させたことがわかりました。
今回移動したのは、9V-SKWとなり7月28日にアリススプリングスからシドニーへ移動し、30日にシドニーからシンガポールへと向かいました。
同機は今後最新の機内設備へと刷新され、これまでのファーストクラス12席、ビジネスクラス86席、プレミアムエコノミー36席、エコノミークラス245席の計379席仕様から、ファーストクラス6席、ビジネスクラス78席、プレミアムエコノミー44席、エコノミークラス343席の計471席仕様に変更される予定とみられています。
同社は、保有する19機のA380を7機退役させる方針を2020年11月に発表し、先日までアリススプリングスで9V-SKWを含む7機を保管していたことから、これらの機材が退役になるとみられていましたが、今回改装を行う見込みであることが判明し、退役対象機に変更があったか、あるいは退役機数を減少させた可能性があります。
いずれにせよ機材の準備は継続的に進んでいることから、近い将来同社のA380が再び定期便に就航するのも近い可能性があります。Photo : Steve Strike