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エアアジアグループ、エアバスと未受領分の約350機において受領延期・減額などで合意か

 エアアジアグループは、未受領分の約350機において、エアバスと受領延期や減額などで合意した模様であることがわかりました。

 これはReutersが報じたもので、発注済みの航空機のキャンセルは行わず、受領時期の延期や以前の契約金額から減額することで両社が合意したと報じています。

 新型コロナウイルスのパンデミックにより、同グループの経営状況は急激に悪化したことから、昨年同社はエアバスからの新造機の受領を停止し、未受領分に関しても見直す方針を示していましたが、現状ではキャンセルは発生しないことで決着した模様です。

 同グループは、パンデミック以降に日本市場から撤退しエアアジアジャパンを廃止したほか、エアアジアXの再編、インドエアアジアの出資比率の減少させるなどして航空事業を縮小し、新たな収益源としてフードデリバリーなどの新事業にも進出しましたが、未受領分の機材も今後以前の計画通り受領することになれば、遅れながらも以前の計画を実行するものとみられます。Photo : Airasia

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