2021年9月18日、エールフランス航空の北京発パリ行きのAF393便の機内で爆発音があり、北京空港に緊急着陸するトラブルが発生しました。
対象機は、B777-300ERのF-GSQDとなり、離陸直後に爆発音が機内で確認され、その後煙や焦げ臭い匂いが発生したことから、3,000ftで上昇を止め、火災が発生したと管制官に報告して、出発空港の北京空港に離陸14分後に緊急着陸しました。
機内では、爆発があったとされる52列目において、客室乗務員が火元を探るためにシートクッションを外すなどして消火しようと試みましたが、火は確認されず、その後空調ダクトが破裂した可能性が高いことが明らかになりました。
同便においては、フライト時間は11時間を予定していたことから、相当量の燃料を搭載していたにも関わらず、燃料を処分せず着陸をしたことから、トラブル発生時は緊迫した様子であったことが伺えます。
なお同社は、代替機を北京に送っており、トラブルが発生した機体は北京で修理を行う予定とみられています。