現地時間10月27日、スペインのイベリア航空のボゴタ発マドリード空港行きのIB6586便が、着陸時にバードストライクにあうトラブルが発生しました。
対象機は、A350-900型機(EC-NDR)となり、マドリード空港の32Lへの最終アプローチ中にハゲタカに衝突しましたが、そのまま進入を続け約90秒後に同空港へ着陸しました。
Iberia #A350 MSN312 (IB6586) suffered a bird strike on landing at Madrid Airport, Spain.
The nose cone suffered a tear and a dent and the bird remained embedded in the nose cone.#SafetyFirst
🎞️ unknown pic.twitter.com/ufD4QixQP8— A350Blog (@A350Blog) October 27, 2021
Photo: @controladores
通常バードストライクが発生した際には、機体への損傷と共に痕跡だけ残ることが多いですが、今回のケースではレドームにハゲタカの死骸が挟まった状態となる珍しいケースとなりました。このハゲタカは、最大12キロ、翼幅が平均2.5メートルとされる大型の鳥であり、衝突時には衝撃が大きかった事が予想されますが、レドームに亀裂が入ったものの、今回は特に大きな問題も無く、無事同機は着陸できています。