2021年10月29日、ANAホールディングスは、2022年3月期連結業績予想を下方修正し、1000億円の赤字を予想していることを発表しました。
当初35億円の黒字と見込んでいましたが、国際線貨物需要が好調に推移する一方で、変異株の流行等によりコロナ影響が長期化したため、当初の想定よりも旅客需要が大きく減少し、需要の本格的な回復時期が遅れていることから下期の収入合計では全てをカバーしきれないと判断し、1000億円の赤字へ下方修正となります。
なお足元の固定費は、コロナ前と比べて約3割減少し、損益分岐点が大幅に引き下がっているとし、売上の回復を着実に業績の改善につなげ、第4四半期には黒字転換を目指すとしています。