インドのジェットエアウェイズは、100機規模のナローボディ機を導入する計画とし、現在ボーイングとエアバスと交渉を行っていることがわかりました。
これは同社の新オーナーであるKalrock CapitalとMurari Lal Jalanのコンソーシアムが明らかにしたもので、この契約は約120億ドル規模となる見込みであることから、エアバスとボーイングは熾烈な争いを繰り広げるものとみられます。
同社は、債務超過により運航を停止していましたが、会社法審判所(NCLT)から運航再開を承認されたことを受け、再就航に向けて準備を進めています。現在のところ2022年の第1四半期に運航を再開する予定とみられ、まず国内線の運航を開始し、同年末までに国際線の運航を予定しています。
また就航後3年以内に50機体制、5年後に100機以上の体制とする予定としており、以前同様に大規模なエアラインに返り咲く計画としています。旺盛な需要が見込まれるインド市場ですが、コロナ以前から多くのエアラインが赤字経営となっており、新オーナーを迎え以前のような赤字体質から脱却できるかが注目となります。Photo : Jet Airways