インド南部タミルナド州のマドラス高等裁判所は、同国の大手LCCのスパイスジェットに対して解散命令を下しました。
これは同社が、航空整備サービス会社SRT Technicsへの2400万米ドル(約27億円)の未払いを主張してクレディ・スイスが提起した訴訟を受けたもので、同裁判所は債務を返済しなかったとして同社に解散命令を指示し、2週間以内に500万ドルを預ければ、その指示を3週間保留するとしています。
なおスパイスジェットは、2011年にSR Technicsと航空機のメンテナンス、修理、オーバーホールに関する契約を締結しており、金融機関であるクレディ・スイスは、2012年にSRテクニクス社と融資契約を締結し、クレディ・スイスに支払いを受ける権利を譲渡していました。
この判決を受けスパイスジェットは、高等裁判所が認めた期間内に、判決に対して、上告を含む適切な措置をすぐに開始すると述べたほか、当社は、正当な理由があると信じており、控訴審で有利な結果が得られることを期待していますとも述べています。Photo:Spice Jet