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エールフランスKLMグループ、最大160機のA320neoとA350Fを4機発注するLOIをエアバスと締結

 エールフランスKLMグループは、A320neoファミリーを100機+オプション60機とエールフランス航空向けのA350Fを4機購入するLOI(購入意向書)をエアバスと締結したことを発表しました。

 A320neoファミリーは、KLMオランダ航空とトランサヴィアの機材更新および保有機材の増加を目的として導入されるものとなります。また既存のボーイング機からエアバス機に乗り換えることになり、カンタス航空の機材更新でボーイングが敗れたように、連日エアバスが大型受注を獲得したニュースとなりました。

 またA350Fは、貨物輸送能力を増強するためにエールフランス航空向けに導入するとしており、A350Fのローンチカスタマーの1社に加わっており、エアバスは順調にA350Fの受注数を伸ばしています。

 今回のLOIの締結に伴い同グループのBenjamin Smith CEOは『エールフランスKLMグループのエアラインは、脱炭素の軌道を加速させながら、業績向上への道を歩むことになります。KLMオランダ航空、トランサヴィア、エールフランス航空は、それぞれのネットワークのニーズに合わせて最適な航空機を運航することができます。A320neoファミリーおよびA350Fは、より静かで燃費が良く、コスト効率の高い航空機であり、当社の航空機を長期的に拡大する上で最適な選択肢です。これらの航空機は、2050年までにCO2の純排出量をゼロにすることを含む、当社の野心的な目標を達成するために役立つことでしょう。』と述べています。

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