スペースジェット(旧MRJ) 航空ニュース

スペースジェットの開発を手掛ける三菱航空機が従業員を更に削減へ

 スペースジェットの開発を手掛ける三菱航空機は、従業員数を更に削減する方針であることが明らかになったと中京テレビが報じています。

 この削減規模は、現従業員の半数が削減対象になるとし、最終的に従業員数は100人を下回る見込みとしています。

 同社は、昨年12月に新型コロナウイルスの影響と開発状況を踏まえ、M90開発活動は一旦立ち止まるとし、開発費の削減に伴い人員も前年比20分の1とし、最終的に従業員数は150人規模になったとみられていましたが、更なる人員削減が進む模様です。

 また先日には、三菱重工がスペースジェットの尾翼の製造を担当する部品工場を売却したこともわかっており、今後事業化できるかが極めて不透明な状況となっています。

 なお同社は、昨年末の時点で、型式証明文書作成プロセスは継続し、需要回復まで再開のための事業環境の整備に取り組むとし、開発費を大幅に縮小して事業は継続する方針を示しています。Photo : Mitsubishi Aircraft

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