アメリカの航空大手が加盟する団体(Airlines for America)は、ホワイトハウスに対して国際線利用者の陰性証明書の提出義務を撤廃するよう求めました。
現在アメリカ政府は、オミクロン株の出現により、アメリカに到着する利用者に対して出発の24時間以内の陰性証明書を入国時に提出することを義務付けていますが、これが航空需要回復の足枷になっているとして同団体は撤廃するよう求めています。
同団体は、類似した措置を講じていたイギリス政府が、国内で蔓延していることから、もはや意味をなさないとして先月に陰性証明書の提出義務を撤廃したことから、同様の措置をとるのが妥当で、仮に変異株が出現した場合は、そのときに規制を強化すべきで、現時点ではオミクロン株に対して柔軟に対応すべきとの意見です。
現在世界的にコロナ規制の緩和が進んでいることから、アメリカが規制緩和に踏み切れば更に、この流れが加速する可能性もあり、今後ホワイトハウスがどのような判断を下すのか注目されます。
なお同団体には、アメリカン航空、デルタ航空、ユナイテッド航空、サウスウエスト航空、ジェットブルー、ハワイアン航空などが加盟しています。Photo:SFO Airport