韓国の大手LCCのチェジュ航空は、B737-800BCFをリース導入する契約を締結した事を発表しました。
同社は、事業の多角化を目指すとして貨物事業に参入する計画であることを先月明らかにしましたが、この計画を実行し、2022年6月までに1号機を導入する予定です。
Photo : Jeju Air
韓国のLCCで貨物専用機を導入するのは、チェジュ航空が初めてとなり、コロナ禍においても営業黒字を記録している大韓航空のように貨物事業により収益を拡大させたい考えです。
また機材選定においては、導入機が現在保有するB737-800型機の貨物機仕様であることから、整備面や人員繰りでも効率化できコストも削減できることから、同型機の導入に至ったとしています。
チェジュ航空は、ライバル会社がワイドボディ機の導入を進めるなどする中、今後もLCCの基本である単一機材の運用にこだわりをみせ、堅実な経営を行う傾向にあり、今回の貨物機導入もその傾向が現れたものとなりました。