イギリスの高等法院の判事は、エアバスに対し契約破棄したカタール航空が発注していた50機の契約について、一時的にその措置を延期するよう命じたとRutersが報じました。
現在エアバスとカタール航空は、A350の塗装劣化問題で争っていますが、その裁判の初期審理において、判事はカタール航空が要求しているA321neoの契約破棄の撤回を一部認め、本審理が行われる4月までその措置を講じないよう命じています。
この命令により、4月までは、A321neoの契約が継続することになり、カタール航空がA321neoの契約を維持できるかは、4月前半に判明する模様です。また4月26日には、本題であるA350の裁判が開廷する予定となっており、これらの問題は既存のA350のオペレーターや、A321neoの代替機として仮発注しているB737MAXを製造するボーイングにも影響が及ぶことから、今後も注目を集めることになります。Photo : Airbus
カタール航空、最大50機のB777XFと2機のB777Fを導入する契約をボーイングと締結 ボーイング史上最大の貨物機契約