中国南方航空は、A380を2022年に全機退役させる方針であることが明らかになっていましたが、2機が早くも飛行機の墓場として知られているアメリカのモハーベ砂漠へ移動したことがわかりました。
2月24日にフェリーされたのは、これまで広州空港で保管されていたB-6136とB-6137となり、これで中国に残るA380型機は3機となります。
なおこれまで路線投入されていたB-6139とB-6140も運航ラインから外れたとみられており、現在稼働している同型機はB-6138の1機のみとみられます。今後これらの機材も年内までに退役する予定となり、巨大な中国市場においてもA380を保有するエアラインは、ゼロとなります。
これにより今後も明確にA380の運用を続けるアジアのエアラインは、ANAとシンガポール航空のみとなります。Photo : Airbus