FSC 機材 航空ニュース

エティハド航空、約2年半前に受領したA350-1000型機を2022年6月下旬から路線投入へ

 エティハド航空は、約2年半前に受領したA350-1000型機を2022年6月下旬から路線投入することがわかりました。

 これは同社のTony Douglas CEOが明らかにしたもので、新型コロナウイルスの影響により投入時期が遅れる可能性も示しつつ、現段階では2022年6月下旬を目途に路線投入する計画であることを明らかにしています。なお投入路線の詳細は明らかにしておりません。

 同社は、計20機のA350-1000型機を発注し、約2年半前から5機の同型機を受領していますが、経営状況の悪化により、新型機の運用が更なるコスト増加に繋がると判断し、運用せずフランスのボルドー空港で計5機を保管していました。

 既に一部機材は、昨年5月からアブダビにフェリーして内装工事に着手しており、現時点ではファーストクラス・プレミアムエコノミーは設置せずビジネスクラスとエコノミークラスの2クラスになるとみられています。同社は今後B787とA350-1000を軸とした燃費性能が優れた機種に絞り保有機種を簡素化させる方針を示しており、B777やA380は完全に退役する予定です。Photo: Dylan Agbagni via Flickr

エティハド航空、A350Fを7機購入する意向書に署名

エティハド航空CEO、A380が再び復帰する可能性があることを明らかに

エティハド航空、A350-1000型機を保管先からアブダビへフェリー 就航に向けた準備を開始