中国航空当局は、先日墜落した中国東方航空機のブラックボックスを回収したことを明らかにしました。
今回回収されたブラックボックスは、コックピットボイスレコーダー(CVR)となり、相当な衝撃が加わったことから損傷の具合が心配されていましたが、現状では損傷は軽度で修復が可能なレベルであると同局は明らかにしています。
CVRは北京の解析所に送られていますが、記録している内容が明らかになるのは、実際の損傷具合に左右されることになるとの見解を同局は示しています。
同便は、着陸に向けて降下を開始する時間帯に急降下して墜落したことがわかっており、急降下時に管制官の呼びかけに応じなかったかったこと、コックピットには機長1名と2名副操縦がいて、1名が経験の浅い副操縦士のバックアップとして乗務していたことがわかっています。また3名ともに現時点でプライベートの問題は抱えていなかったとみられるとしており、一部報道にある故意の墜落説を暗に否定しています。
なおアメリカの運輸安全委員会(NTSB)も現地入りする意向を示していますが、現時点で中国のコロナ対策の検疫の影響により、現地入りできず足止めされている状況となっています。