カタール航空とエアバスとの間いで争いとなっているA350型機の塗装劣化問題において、カタール航空はこの問題が燃料タンクに引火する危険性があることを指摘しています。
これは裁判資料から明らかになったもので、カタール航空は、翼の保護層の損傷が特に懸念されるとし、落雷から航空機を保護できない可能性があり、最悪の場合燃料タンクに引火する危険性があることを指摘していることがBloombergの報道から明らかになっています。
対するエアバスは依然として塗装劣化が航空機の性能に及ぼす危険性は無いとの認識を示しており、受領を拒否とする契約不履行などによる損害賠償を請求しています。
現在は審理期間となっていますが、裁判は4月26日に開廷される予定となっており、今後どのような判決が下されるのか注目となります。Photo : Airbus