ルフトハンザグループのCarsten Spohr CEOは、現在保管しているA380型機が今後復帰する予定が無いことを明らかにしました。
海外紙のインタビューに応じた同CEOは、『A380がルフトハンザに戻ることはない』と述べ、今後全機が退役する予定であることを明らかにし、同型機による運航は最新鋭のツインジェット機に比べあまりにも非効率であるとの見解を示しています。
長期計画においては、既に退役が決定しているA380ですが、コロナ禍から脱した後に一時的にでも復帰するかが注目ポイントとなっていましたが、残念ながら大方の予想通りこのまま復帰せず退役となります。
なお既報の通り、2022年10月からエアバスに6機のA380を売却する予定であることにも言及しており、残る8機に関しては、ルフトハンザから離れることだけを明らかにし、具体的な退役スケジュールなどは示していません。
同社は、B787やA350のなどの最新鋭機の導入を積極的に進めており、コロナ禍においては、他社が経営の悪化から受領できなくなった機材を安価な価格で導入をするなどし、保有機材の若返りを進めています。また、現在のウクライナ情・ロシア情勢においても、ロシア向けであった最新鋭機が安価に手に入るチャンスとみており、今後機材の増強を行うのか注目されています。Photo : Aeropuerto de Teruel
ルフトハンザ、ロシアへの制裁で生じたロシア向けの余剰機材を格安で導入する事に期待 A350・A320neo・B777Fが候補