香港政府は、新型コロナウイルスの水際対策として行ってきた、コロナに感染している乗客を輸送したエアラインに対する罰則となる運航停止ルールを停止すると発表しました。
これまで1便あたり5名以上の陽性者が確認された場合は、5日間の運航停止となる罰則が設けられていましたが、これを停止します。
このルールにおいては、ANA・JALも対象となり2022年だけでも100便以上が運航禁止便となり、経済界やエアライン側から撤廃する声があがっていました。
今回このルールは即日施行されていますが、今後も航空機で香港に到着した人はすべて、少なくとも1週間はホテルで検疫を受けることが義務づけられていることから、まだまだ厳しい香港のコロナ対策は続く見込みです。ただ僅かながら緩和に向けた動きが出始めたことは、これまでの状況を考えると正常化に向けた前進として捉えることができます。
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