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エミレーツ航空、ヒースロー空港の搭乗客の上限設定を拒否し同空港を猛烈批判 今後も1日6往復A380で運航へ

 エミレーツ航空は、ヒースロー空港が航空会社に要請している搭乗客の上限設定を拒否する意向を示しています。

 現在ヒースロー空港においては、航空需要の急回復により人員不足が深刻化しており、これに対応するため航空会社に対して搭乗客の上限を設定するよう要請しています。既に荷捌きが追い付かないなど、問題は深刻化しており、当面は改善することが期待できない状態となっています。

 しかしながらエミレーツ航空は、この要請には応じられないとしており『全く理不尽で受け入れがたいことであり、我々はこれらの要求を拒否する。ヒースロー空港は行動もせず、計画もせず、投資もしないことを選びました。そして今、彼らは混乱に陥り、コストと混乱を解決するために全ての負担を航空会社と旅行者に押し付けています』とコメントし批判しています。

 これによりエミレーツ航空は引き続き1日6往復A380でドバイ~ロンドン/ヒースロー線を運航する予定としており、今後この問題がどのように解決に向かうのか注目されています。Photo : Emirates

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