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エティハド航空、期待されたスターアライアンスの加盟とならず 新CEOが就任し再びハブ機能を強化へ

 エティハド航空は、2022年10月19日に重大発表を行うことを告知し、投稿内容などからスターアライアンス入りが期待されていましたが、残念ながらスターアライアンスへの加盟は発表されませんでした。

 実際に発表されたのは、既に決まっていた運営が国営からファンドのADQに引き継がれると共に、新CEOに元TAPポルトガル航空のCEOであったAntonoaldo Neves 氏が就任することと、新たに機内サービスとしてアルマーニの食器や寝具を採用することでした。

 以前まで同社は、エミレーツ航空に対抗するハブを構築する戦略で、多くの海外航空会社に投資しましたが、結果としては多額の損失を計上する形となり、2017年から5年計画として会社再建の時間にあてるとし、ハブ戦略の見直しを行いポイントtoポイントに重点を置く戦略に変更していました。

 今回同社は再び世界的なハブを構築する戦略をとる計画であることを明らかにしており、その取り組みの一環としてADQへの運営権の移行及び新CEOが就任するとしており、今後同社の攻めの経営がどういった形に現れるのか注目となります。Photo : António Cotrim / Lusa

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