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マレーシア航空のA380型機の退役が開始 年末までに全6機が退役へ

 マレーシア航空は、保有するA380型機の退役を開始したことがわかりました。

 今回退役が確認されたのは、9M-MNCとなり、11月14日にクアラルンプール空港を出発し、フランスのタルブ空港に到着しました。なお同社は、今後毎週月曜日にA380型機を1機ずつ同空港へ移送するスケジュールとみられ、年内に全機が退役し既報の通りエアバスが引き取る見通しです。

 移送先となるタルブ空港には、航空機リサイクル業者のTARMAC Aerosaveの施設が併設されており、今後この機体は長期保管あるいは、スクラップ化されるものとみられますが、これらの機体の処遇についてはエアバス側は情報を開示していません。

 ただ大方の予想では、このまま廃棄される可能性が高いとみられており、機齢約10年のこれら機材は、早くして活躍の場を失い、解体されてしまうものとみられます。Photo : Airbus

マレーシア航空、売却予定の計6機のA380型機の売却先を見つけた模様

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