COMAC(中国商用飛機有限責任公司)は、開発を進めていたC919の初号機を中国東方航空に引き渡したことを発表しました。
C919は、最大192名の乗客を乗せることができ、エアバスのA320やボーイングのB737に対抗する機種として開発されており、現在は中国国内からの受注に限られますが、今後は政府の支援などにより新興国から受注を伸ばすことが予想されています。
ただ現時点では国内のみで型式証明を取得している状態となっており、今後世界的に受注を伸ばすためには海外での型式証明の取得が大きな課題となる見込みです。
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Welcome aboard China Eastern Airlines! C919 is looking forward to meeting U up in the air! #MeetUinC919 pic.twitter.com/0LGMN5flON— China Eastern Airlines (@CEAirglobal) December 9, 2022
同型機は幾度の遅延により開発に約15年を要しましたが、性能はさておき、このクラスの機体を無事納入まで漕ぎ着けたことは、賞賛に値します。
初号機(B-919A)は2023年春から定期路線に投入される予定となっているほか、中国東方航空は2023年に4機を受領する予定となっており、コロナ規制が緩和されると予想されている来年春には大々的に同型機の就航を宣伝するものと考えられています。Photo : China Eastern Airlines