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ボーイング、B747の生産終了に伴いエバレット工場でB737MAXを生産 増産体制を強化へ

 ボーイングは、航空機生産拠点のワシントン州のエバレット工場でにおいて、B737MAXの生産ラインを構築する計画であることがわかりました。

 これまで同工場は、B787型機の生産拠点の一つとなっていましたが、サウスカロライナ州ノースチャールストンにあるサウスカロライナ工場に集約することで業務の効率化が図り、コストダウンを図る計画へ変更済みです。またB747型機の生産ラインもプログラム終了に伴い閉鎖となります。

 このようなことから、同社はレントン工場にあるB737MAXの3つの生産ラインに加え、エバレット工場をB737MAXの生産拠点とし、今後需要増加が見込まれるナローボディー機の生産体制を強化する方針です。

 現在競合するエアバスのA320neoファミリーの月間の生産機数は、昨年が平均45機であるの対し、ボーイングのB737MAXは約25機ほどで大きな差が生じており、今後エアバスは65機まで引き上げる計画であることから、ボーイングも対抗する構えです。

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