経営再建中の国営のガルーダインドネシア航空は、経営再建に際して中東エアラインからの出資を受け入れる計画であることがわかりました。
これはインドネシアのKartika Wirjoatmodjo副大臣が明らかにしたもので、少なくとも3~4億ドルの出資を受け入れたいとの考えを示し、3月にも何らかの発表を行う予定であるとしており、今後どのエアラインが出資を行うことになるのか注目されます。
現時点では、エティハド航空やエミレーツ航空が有力とみられており、前者においては、昨年11月にガルーダインドネシア航空とコードシェア拡大、貨物、整備、修理、オーバーホール、乗員訓練において密接に協力することで合意しています。
参考までにエティハド航空においては、エミレーツ航空に対抗するハブを構築する戦略で、これまで多くの海外航空会社に投資しましたが、結果としては多額の損失を計上し失敗した過去もあることから、再び海外エアラインに投資を行うのか注目となります。なお同社はこれまでにジェットエアウェイズ、ヴァージンオーストラリア、エアベルリン、アリタリア航空、エアセルビア、せーシャル航空に出資しましたが多くが事実上の経営破綻に至っています。Photo : Airbus