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ボーイング、機体部品の追加分析が必要となりB787型機の納入を一時停止

 現地時間2023年2月23日、ボーイングとFAA(米連邦航空局)は、B787型機において機体部品の追加分析が必要となったことから納入を一時停止したと発表しました。

 この納入停止は、ボーイングが認証記録を調査したところ、B787型機の前方圧力隔壁に関するサプライヤーによる分析ミスを発見したことから、FAAに通知し必要な分析と文書化を完了する間、B787の納入を一時停止するものとなります。

 現時点では、生産は継続し、既存機に追加の作業が必要になるとは考えておらず、安全に関する懸念はないとしています。なおデリバリーを直前に控えていた機体の納入スケジュールには影響は出る見通しとしていますが、年間を通じての生産・納入数に変更は無いとしています。Photo : Boeing

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