キャセイパシフィック航空は、傘下の香港エクスプレス向け機材を含む機材調達において、約50機のA320ファミリーの導入を検討していますが、調達に苦慮している模様です。
Bloombergによると、同グループは、エアバスに対して両社合わせて約50機のA320ファミリーの購入を希望しているものの、2029年のデリバリー分まで予約が入っている状況であることから、早期導入を目指し不本意ながらリースでの導入を検討し、現在リース会社と交渉を始めているとしています。
コロナからの航空需要の回復により、機材需要も上向きになっていますが、特にナローボディ機においては受領までの時間を要する状況となっており、当面大型契約を締結しているリース会社に優位な状況が続くことが予想されます。
なおキャセイパシフィック航空グループは、傘下の香港エクスプレスと共にネットワークを拡大する方針です。
Photo : Cathay Pacific