運航再開に向け準備を進めているインドのジェットエアウェイズは、運航再開を断念する動きをみせていることがわかりました。
これは同社の航空事業者証明書(AOC)が5月19日に失効したのと同時に、延長申請が行われていないことから、運航再開を断念したとの見方が強まっているものとなります。
同社は、債務超過により運航を停止し、会社法審判所(NCLT)から運航再開の承認されたことを受け、再就航に向けて準備を進め、これまでの計画では2022年の第1四半期に運航を再開する予定とし、現在これが延期となっている状態です。
現在インドの航空市場においては、大きく再編が行われており、潤沢な資金を保有するタタグループが主導して主力エアラインをまとめあげており、これが再開を断念させる要因の一つになったとの指摘もあります。Photo : Jet Airways