札幌市は、丘珠空港の滑走路1800m化を2030年に前倒しする方針であることを明らかにしました。
札幌市はこれまで1,800m化と2,000m化の2案で検討を進めていましたが、後者の場合、工費や騒音問題が拡大することから、前者の案が現実的な案として採用し、北西方向に200メートル、南東方向に100メートルずつ延ばすことを予定し、ターミナルビルの整備も計画に盛り込んでいます。
この300mの延伸により、夏季期間よりも停止距離を多く確保する必要のある冬季期間にも小型ジェット機の運航が可能となり、発着便数の拡大が期待され、利用者の利便性向上が期待されます。
これまで2032年の供用開始が想定されていましたが、航空会社や経済界からの早期実現の要望を受け、2030年の供用開始を目標とするとしています。Photo : 札幌市