ルフトハンザドイツ航空は、再稼働するか否かを決め兼ねていた残るA380型機の復帰を決定したことがわかりました。
コロナ前の同社は、計14機のA380型機を保有していましたが、6機をエアバスに売却することを決定し、現在8機を保有している状態となっており、現在はこのうち6機の復帰が決定している状況となります。
現状は、3機(D-AIMK、D-AIMM、D-AIML)が稼働しており、4機目(D-AIMN)は、現在ルフトハンザテクニックのマニラの施設で整備を受けており10月末にミュンヘンにフェリーする予定です。また、D-AIMHとD-AIMCは2024年に復帰することが決まっており、D-AIMAとD-AIMBがスペインのテルエル空港で保管されている状態となります。
このD-AIMAとD-AIMBは、既に復帰が決まった6機よりも多くの整備コストがかかることから、需要の動向や今後受領を予定しているA350-1000やB777Xの納入スケジュールを考慮して慎重に再稼働の判断を行っていましたが、最終的に同社は再稼働する決定を行っています。
今回の決定により、一時は全機退役を決断したものの、最終的には全機が復帰することになり、暫く同社のA380型機が活躍する姿をみることができそうです。Photo : Lufthansa