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カタール航空CEO、増便申請を却下したオーストラリア政府に対し不公平であると不満を吐露

 カタール航空のAkbar Al Baker CEOは、増便申請を却下したオーストラリア政府に対し不公平であると不満を吐露しました。

 同CEOは、長らくこの問題において言及を避けていましたが、オーストラリアで政治的な問題にまで発展したことを受け、CNNのインタビューで不公平との見解を示し、不満を口にしました。

 この問題は、カタール航空が現在保有する週28往復の運航権に加え、ドーハ空港のハブ強化及びオーストラリア路線を拡充するために新たに週21往復分のスロットを申請していましたが、オーストラリア当局がこれを却下したものとなり、政府がカンタス航空に便宜を図った結果、利用者に不利益を被らせたとして現在調査が行われています。

 また同社CEOは、パンデミック初期に海外で足止めされたオーストラリア人を本国に送り届ける重要なフライトを行ったほか、必需品を提供する上で重要な役割を果たし、オーストラリアに対して貢献してきたとし、今後増便却下の判断が再考され、正しい判断に変わることを期待しているとしました。Photo : Qatar Airways

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オーストラリア航空当局、カタール航空の増便申請を却下

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