フィリピンの大手LCCのセブパシフィック航空は、P&W製エンジンの問題により2024年の機材稼働数が当初予定数から下方修正する見込みであることを明らかにしました。
この問題は、P&W製造のターボファンエンジンの一部に使用される粉末金属に欠陥がある可能性があり、場合によっては亀裂を引き起こす可能性があることから、該当エンジンを点検する必要が世界的に生じているものとなり、セブパシフィック航空も該当エンジンを保有していることから、今後点検を行う見通しです。
エンジン修復には約200日を想定していることも明らかにしており、今後この問題は航空会社の新たな悩みの種となりそうです。なおこの問題は、継続的な安全運航を確保するためのものであり、直ちに安全を脅かす問題でないとしています。
同社は今後保有機材を拡大して、事業を拡大する方針でしたが、今後新路線開設や増便のペースが鈍化していくことが予想されます。
P&W製エンジンの点検により2024年から2026年まで年間平均350機が運航停止になる見込み A320neo運航エアラインに大きな影響か